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第8期奨学生の留学体験レポート
林田様へのアンケート
林田牧子様
都内の有名私立大学で国際法学を専攻。在学中にキャリアスクールでインテリアデザインを学ぶ。高校時代には1年間現地の高校に留学した経験あり。ドイツ語、英語が得意な22歳。
Q:小さい時から“インテリアデザイン”に興味を持っていらっしゃったそうですが、興味を持つ一番のきっかけになったものは何ですか ? 小学校にあがった頃、それまでは姉と一緒だった部屋から、自分の部屋をもらいました。狭い部屋に本やら洋服やらたくさんあり、どうやったら居心地のいい部屋になるのか試行錯誤しながら家具を動かしていたのが原点だと思います。
Q:大学では関係はありますがアカデミックなお勉強をされていましたが、新たにインテリアデザインを勉強しようと思った理由は何でしょうか ?
働くということが目前にせまり、周囲が就職活動を始めていくなかで、どうしても会社で働く自分がイメージできませんでした。自分がどう生きていきたいのか、どういうスタイルで働きたいのか、そういうことを突き詰めて考えていった結果、いつかフリーで働けるように手に職をつけたいと思うようになりました。それには中途半端な知識や感覚ではやっていけないだろうと思い、本格的に勉強したいと思ったのです。
Q:好きなインテリアデザイナー、またはどんなタイプのインテリアが好きですか?
特にこれといって好きなデザイナーやタイプはありません。色々なものが集まってもある種の統一感があり、その人柄を感じさせることのできる雰囲気を纏っているものが好きです。
Q:“留学”を意識し始めたのはいつごろですか?また、下見をしたうえで、英語圏や他のヨーロッパ、特に長期滞在経験のあるドイツではなく、なぜフランスを選ぶことになったのでしょうか?
デザインの勉強をしようと思った時点で留学は決めていました。フランスはアート、デザインというものをやらせる前に、手できちんと表現できる方法を教え、訓練を積ませてくれるプレパというコースがあることを知り、これに惹かれました。私にとって言語というのは、留学先を考える上で重要な要素ではありませんでした。ま、イギリスは学費が高いのでムリ、一度住んだ国にもう一回住むのはつまらないかなと思ったのも事実です(笑)。Q:留学を決めて、何か準備を始めたことはありますか?(語学、資金面など)
留学を決めてからはアルバイトを増やし、貯金に励みました。ちょうど大学3、4年生の時はほとんど単位を取り終わっていたので、空いた時間はほぼアルバイトに当てました。語学は、やらなくちゃと思いつつ、ほとんど手を出しませんでした。ちょこちょこ文法書をみたり、ラジオを流し聴きしたくらいです。美術系は初心者なので、デッサンスクールの夏期講習には参加しました。
Q:日仏文化協会の “専門留学プログラム“に参加された理由は何でしょう?ご自身で留学を準備しようと考えたとき、一番ネックになったのは(もしくはサポートがついていて魅力的に思えたのは)どの部分でしょう?
手続きなどの面にあまり時間と労力を割きたくないと思ったからです。外国暮らしでは公共手続きなどの生活基盤を整えるのが一番大変ですが、一人でスムーズにやるだけの語学力がないのを自覚していたので。フランスは書類社会だけど、気まぐれが多いとも聞いていたので、そういう時に頼れるといいなと思ってサポートを依頼しました。
Q:奨学生に応募した理由は?
金銭的な理由です。自分の貯金だけでは到底賄える金額ではなかったので、両親から援助を受けていますが、少しでも自分でどうにかしたかったからです。
Q:1年間の留学後の予定は ?また、現時点で何年間留学する予定ですか ?
留学してから、何人かの建築家の方と知り合い、話しを聞くうちに、より広範囲な仕事ができる建築の方向にシフトしたいと思うようになりました。そのため、1年間のプレパが終了したら帰国し、日本で建築の学校に入ろうと思っています。フランスでの建築の勉強も考えたのですが、年数がかかりすぎる上に、日本の建築教育と比較しても、絶対に残りたいと思える点があまりなかったので、帰国を決めました。 建築士の資格を取り、建築家として仕事をしたいと思っています。
Q:留学後の予定(希望)は?どのような分野のお仕事をしたいとお考えですか ?
質問が上記のものとかぶっているので、答えも上記のものと一緒です。
Q:今まさに美術専門学校でお勉強をスタートさせた学生として、フランスそしてパリとはどのように映りますか?最大の魅力は何でしょう ?
ホンモノが周りにたくさんあることが最大の魅力だと思います。また学生料金が多く設定されているので、美術館も展示会も日本よりも気軽にいけるのはスゴイと思います。
どうもありがとうございました!